ジェラシュ
Jerash


国名 ヨルダン
分類 文化遺産
所在地 首都アンマンの東およそ50km


審議歴
1984年 暫定リストに記載。(同年のうちに削除?)
1985年 登録延期 … 推薦範囲の正確な境界線、管理計画などの情報が受理されていないので、審議を延期する。
1986年 登録延期 … 詳細不明。ヨルダン政府は基準(1)(2)(3)に該当するものとして推薦した。
1993年 暫定リストに記載。
1995年 情報照会 … 少なくとも幅50mの緩衝地帯を設けることなど、いくつかの要求が実行に移されるまで登録は延期する。
暫定リストより削除。
2004年 暫定リストに記載。


 



写真提供=やまやさん(秘境の旅 写真館





写真提供=久米裕人さん(久米裕人のホームページ
   

解説
  ジェラシュは、現在のアラブ諸国につくられたローマ植民都市のなかでも、とくに華麗で壮大な街。紀元前64年に植民地化され、紀元5060年にはローマの繁栄にともない、劇場や神殿などがつくられた。2世紀に再建されたゼウス神殿、長さ600mの列柱通り、2つの劇場など、数々のローマ建築物が残る。ジェラシュは3世紀、海洋交易の発達やパルミラ滅亡の影響を受けて衰退を始め、4世紀にはローマ帝国のキリスト教化のために、いくつかの神殿が教会に転用されるようになった。7世紀になるとイスラム軍が侵攻し、街は征服された。そして8世紀、大地震に襲われ、完全に人々から忘れられた廃墟となってしまった





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