解説/情報提供=収斂さん 20世紀初頭までヨルダンの首都として機能していたサルトには、19世紀から20世紀にかけて建造された住宅が残っている。それらは旧パレスチナ地方独特の様式で、オスマン帝国時代に由来をもつ古風なものだ。サルトの家屋の特徴は、長いアーチ状の窓をもち、鮮やかな黄色い石でつくられていること。集落は険しい山すそに広がり、キリスト教会の尖塔やモスクのミナレットなどが混在し、珍しい景観を見せている。 アラブ諸国の裏世界遺産目次へ 裏世界遺産の館目次へ