シェイ・ポクスンド国立公園 Shey Phoksundo National Park
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解説/文=収斂さん シェイ・ポクスンド国立公園はネパール北西部のトランス-ヒマラヤ地域(trans Himalayan region)にまたがるネパールで最も広い国立公園で、面積は3,555平方キロある。ネパールで最も高所にある湖のポクスンド(Phoksundo)湖もこの公園内にある。この国立公園は中央にヒマラヤ山脈が横たわっているので、北と南で地形や気候が大きく異なっている。そのため動植物の生態系も地形や気候などの影響を大きく受け、独自の進化をとげた。シェイ・ポクスンド国立公園は、さまざまな動植物が多く見られるとても珍しい場所なのだ。
園内は植物相によって、(1)南ヒマラヤ地域(south
Himalaya)、(2)内ヒマラヤ地域(inner
Himalaya)、(3)トランス-ヒマラヤ地域(trans
Himalaya)の3つの地域に区分されている。
現在、この地域の自然保護は多くの問題を抱えている。それは、この地域の土壌がやせており、農業にあまり適さないことと無関係ではない。この地域にすむ人々は、昔から半農半牧の生活をしたり、チベットとわずかな交易をしたりして細々と生活してきた。それだけに貴重な家畜を襲うチベットオオカミやヒョウ、ジャッカルの類は、昔からこの地域の人々にとっては憎むべき動物だった。 |