アッサムのブラフマプトラ川中流のマジュリ中州 River Island of Majuli in midstream of Brahmaputra River in Assam
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解説/文=ごんべーさん 多くの民族が暮らす東インドの縮図
マジュリ島は、インド東部からバングラデシュまでのびる大河ブラフマプトラの本流と、アルナーチャル・プラデーシュ州(Arunachal
Pradesh)から流れるスバンシリ川とに挟まれており、河川の中に位置する島としては、おそらく世界最大の面積を誇る。ここで「おそらく」と述べたのは、毎年雨季に発生する洪水で、地面が削られて消滅したり、肥沃な土が堆積して新しい地面をつくったりするからだ。ブラフマプトラ川は世界で最も降雨量の多い地帯を流れている。
この島の伝統と文化は、「サトラ(Satra)」と呼ばれる僧院を中心にして連綿と受け継がれてきた。ヴィシュヌ派によるバクティ運動(バクティ信仰とも。ヴィシュヌ神の前での平等を主張し、難しい教義ではなく賛歌や楽曲で神を讃え、崇拝し、ひたすら帰依しようとする運動)の影響を強く受けて成立した、神に捧げる楽曲、賛歌、舞踊劇などが、各地のサトラで今もしっかりと伝承されている。そうした楽曲と舞踊のセッションは「サトリヤ・ダンス(サトラの踊り)」と呼ばれ、『マハーバーラタ』や『バガヴァットギーター』などの古典から題材を得たものも多い。 ・ベログリ(Beloguri)のサトラ ・ガラムール・サトラ Garamurh
Satra ・カマラバリ・サトラ Kamalabari
Satra ・アウニアティ・サトラ Auniati
Satra ・ベンゲナーティ・サトラ Bengenaati
Satra ・ダッキンパット・サトラ Dakhinpat
Satra 註)アッサム州は、2006年3月に、州名を「アソム」に変更すると決定した。 |