コシツェの聖エリザベス大聖堂、聖ミカエル教会、市街の塔 The Cathedral of St. Elizabeth, the Chapel of St. Michael And Urban's Tower, Kosice
文化遺産
解説/文=収斂さん+浦に〜と コシツェはスロバキア東部にある、スロバキア第2の都市。現在も街の中心部には市立公園(Municipal Park)のような市民の憩いの空間があり、ゆったりとした古都が満喫できる美しい都市である。コシツェは古くからこの地方の中心だったため、貴重な歴史的建造物も多い。代表的なものとして、世界遺産に推薦された3建築物や、ネオバロック様式の劇場がある。 巨大なゴシック様式の聖エリザベス大聖堂は、コシツェに現存する最古の建築であり、また最も高い建物である。着工は1345年で、1508年に完成した。3体の彫像や多くのパネル画に飾られた主祭壇がとくに重要である。 大聖堂の南に建つ聖ミカエル教会は、コシツェで2番目に古い建物。14世紀に着工された単身廊のゴシック様式教会である。聖エリザベス大聖堂の隣に建つ市街の塔(ウルバン塔)もまた、14世紀の建築だ。 なおコシツェには東スロバキア博物館(East Slovak Museum)のように、歴史的文化財を収蔵した博物館もいくつかある。さらにコシツェは、外敵の侵入に備えて築造された Katova Citadel や Mlynska Citadel などの城塞をともなう、古い城塞建築のよい見本でもある。 ヨーロッパ・北米の裏世界遺産目次へ 裏世界遺産の館目次へ