コシツェの聖エリザベス大聖堂、聖ミカエル教会、市街の塔
The Cathedral of St. Elizabeth, the Chapel of St. Michael And Urban's Tower, Kosice


国名 スロバキア
分類

文化遺産

所在地 首都ブラチスラバの西およそ300km


審議歴
1993年 暫定リストに記載。
1994年 不登録 (詳細不明)
1995年 暫定リストより削除。
2002年 暫定リストに記載。


 



写真提供=あぢもさん
   

解説/文=収斂さん+浦に〜と
  コシツェはスロバキア東部にある、スロバキア第2の都市。現在も街の中心部には市立公園(Municipal Park)のような市民の憩いの空間があり、ゆったりとした古都が満喫できる美しい都市である。コシツェは古くからこの地方の中心だったため、貴重な歴史的建造物も多い。代表的なものとして、世界遺産に推薦された3建築物や、ネオバロック様式の劇場がある。
  巨大なゴシック様式の聖エリザベス大聖堂は、コシツェに現存する最古の建築であり、また最も高い建物である。着工は1345年で、1508年に完成した。3体の彫像や多くのパネル画に飾られた主祭壇がとくに重要である。
  大聖堂の南に建つ聖ミカエル教会は、コシツェで2番目に古い建物。14世紀に着工された単身廊のゴシック様式教会である。聖エリザベス大聖堂の隣に建つ市街の塔(ウルバン塔)もまた、14世紀の建築だ。
  なおコシツェには東スロバキア博物館(East Slovak Museum)のように、歴史的文化財を収蔵した博物館もいくつかある。さらにコシツェは、外敵の侵入に備えて築造された Katova Citadel や Mlynska Citadel などの城塞をともなう、古い城塞建築のよい見本でもある。






ヨーロッパ・北米の裏世界遺産目次へ

裏世界遺産の館目次へ