キスツェ=オラヴァのスイッチバック鉄道軌道
The Kysuce-Orava Switchback Railroad


国名 スロバキア
分類 文化遺産
所在地 首都ブラチスラバの北東およそ200km


審議歴
1993年 暫定リストに記載。
1996年 登録延期 … 同種の鉄道文化財との比較調査が行われたのちに、再度審査を行う。
1999年 不登録 (詳細不明)
2002年 暫定リストより削除。


解説
  スロバキア北部の山岳地帯にあるキスツェとオラヴァの鉄道は、林産物の輸送を目的として1918年に敷設された。もともとキスツェ地方とオラヴァ地方の鉄道は別の路線であり、26年に標高900m超の山岳地帯を越えて一つにつながり、スロバキアにおける重要な輸送鉄道となった。急峻な山中での敷設技術にはすばらしいものがあり、傾斜を克服するための特徴的な構造物として、急カーブが活用された。
  69年に操業を停止してからは、施設の撤去が進んだが、特徴的な線区は文化財指定された。91年からはこの地方の博物館で復元が始まり、 20世紀初頭につくられた年代物の蒸気機関車も動態保存されている。(キスツェ=オラヴァ鉄道の動力は蒸気機関車だった)。いまは短い距離ながらも、観光客を乗せて運行している。






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