解説/文=収斂さん+浦に〜と
マールブルクは、カッセルからフランクフルトへ向かう途中にある人口5万人くらいの町だるが、ここには13世紀にはじまるヘッセン家の古城が多く点在する。聖エリザベート教会(ザンクト・エリザベート教会)も13世紀創建のゴシック建築で、ハンガリーの王女エリザベスを祭る。彼女はマールブルクで人民救済に努め、24歳の若さで他界してから聖人となった。この教会はロマネスクからゴシックへの転換の様子を示しており、ドイツで最も古いゴシック建築の教会である。
なおヘッセン家のレジデンツは、宮殿を思わせる壮麗なもので、17世紀に改築されてはいるが、現在は小博物館として一般公開されている。
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