ヴィンゲン
Vingen


国名 ノルウェー
分類

文化遺産

所在地 首都オスロの北西およそ380km


審議歴
1979年 登録延期 … 補足情報が必要。
本物件は暫定リストへの掲載歴はない(2008年現在)


解説
  ノルウェー海に面したヴィンゲン村の近郊にある先史時代の岩石画遺跡。北欧に数多くある先史岩石画の中でも、とくに際立っている。6000〜4000年前の製作で、これは狩猟・漁労民族による北欧で最初の岩石画だ。確認された図柄は1000点以上。
  ヴィンゲンやアルタ(1985年、世界遺産に登録)など、スカンジナビア半島中部から北部にかけての岩石画は、主に狩猟民族によるもので、自然のままに描写した野生動物などに特徴づけられる。これは半島南部やユトランド半島にある、主に農耕民族による伝説的で抽象的な図柄と相対するものだ。ヴィンゲンではトナカイなどの動物の絵が多く、なかにはエックス線画像のように、内臓や骨格をすかして描かれたものも確認されている






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Photo credit:
Stryn & Nordfjord AS