解説/文=収斂さん
北フランス、ノルマンディー地方にあるフランス第3の商業港。15世紀にジャンヌ・ダルクが処刑された場所であり、文化的建造物も多い。有名なものとしてはノートルダム寺院と、その東にあるサン・マクルー教会、さらにその北300mほどにあるサン・トゥアン教会などがあげられる。これらは北部フランスのゴシック建築の白眉である。とくにノートルダム寺院は、ヨーロッパ有数の規模を誇るが、第二次世界大戦で損傷し、現在修復が行われている。ノートルダム寺院から西に行くと旧市場広場になる。この通りは大時計通りと呼ばれ、14世紀につくられた大きな時計をもつアーチがある。またこのあたりにはノルマンディー地方特有の木造建築が多く、貴重な遺産である。
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