ルーアン歴史地区
The Historic Centre of Rouen

国名 フランス
分類 文化遺産
所在地 フランス北部、セーヌ川の河口近く。首都パリの北西およそ120km


審議歴
1980年 暫定リストに記載。
1995年 登録延期 … 遺産地域と緩衝地域の境界を再調査するのを待つため、登録の審査を延期する。なお委員会は、「同種の遺産との比較検討が必要」とするICOMOSの提案を認めなかった。


解説/文=収斂さん
  北フランス、ノルマンディー地方にあるフランス第3の商業港。15世紀にジャンヌ・ダルクが処刑された場所であり、文化的建造物も多い。有名なものとしてはノートルダム寺院と、その東にあるサン・マクルー教会、さらにその北300mほどにあるサン・トゥアン教会などがあげられる。これらは北部フランスのゴシック建築の白眉である。とくにノートルダム寺院は、ヨーロッパ有数の規模を誇るが、第二次世界大戦で損傷し、現在修復が行われている。ノートルダム寺院から西に行くと旧市場広場になる。この通りは大時計通りと呼ばれ、14世紀につくられた大きな時計をもつアーチがある。またこのあたりにはノルマンディー地方特有の木造建築が多く、貴重な遺産である。





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