解説
ヴォドロゼロ国立公園として世界遺産に推薦された範囲は、ロシア北西部のヴォドロゼロ湖とその北側一帯。Vodlozersky州立公園、Kozhozersky景観保護区、ヴォドロゼロ国立公園の3カ所からなる、総面積およそ4900平方キロの地域だ。地形は平坦で、推薦範囲の40%は湿地帯。この周辺は未開の原生林がしげることから「北のアマゾン」とも呼ばれ、平地のタイガとしては世界最大といわれる。生息する動植物も多様で、とくに鳥類が多い。またヴォドロゼロからは、世界で最も古い34億年前の岩石が見つかっている。そのほかにも各地質年代の岩石が出土していて、その多様さは世界的にも珍しい。
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