解説
ロシア連邦、バシコルトスタン共和国領内のウラル山脈には、バシキリア国立公園をはじめ10あまりの自然保護区が設けられている。ウラルはヨーロッパとアジアを分かつ大山脈で、南北2500kmにもなり、その最も南西にこれらの保護区群は位置している。
ここはヨーロッパでもとりわけ重要な自然保護区とされ、太古の原生林が残されている。多くの生物が見られるが、とくに鳥類の生息地としてよく知られ、ハヤブサやイヌワシなどにとってヨーロッパでは大切な生息地になっている。また、世界的に稀少なヒメチョウゲンボウ(IUCNレッドリスト「絶滅危惧種」指定)や、オジロワシも棲息している。
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