コパチュキ・リト
Kopacki rit


国名 クロアチア
分類

自然遺産

所在地 クロアチアの東端。オシエクの東、ドナウ川湾曲部


審議歴
2000年 不登録 … IUCNの報告によれば、この沼沢地はヨーロッパのものとして重要であり、またドナウ盆地における極めて重要な自然であるという。しかしこの遺産は、世界遺産の登録基準に該当していない。そのうえ、完全性に関する多くの疑問点が未解決のままである。
ハンガリー代表者は「今回の推薦範囲はクロアチア国内のみだが、今後2カ国にまたがるものとして再検討させるため、審議を延長してはどうか」と提案した。しかし、比較研究の結果に基づき、「不登録」評価が決定した。
本物件は暫定リストへの掲載歴はない。


 



写真提供=HEPOKさん
   

解説
  クロアチアとセルビアの国境を流れるドナウ川の湾曲部に広がる沼沢地。それが、1984年に自然保護区に指定されたコパチュキ・リト(コパチュキ湿原)である。ここは世界的に見て重要な沼沢地であるとして、177.7平方kmがラムサール条約の登録湿地になっている。留鳥や渡り鳥にとっての重要な営巣地となっているが、それだけでなく魚類や水中生態系、また地質学的に見ても興味深い場所となっているとされる。





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