解説/文=収斂さん
スヴィアティ・ガリー(Svyati
Gory)は神聖な山地(Saint
Mountains,
Holy
Tops)という意味で、周辺一帯は1997年にウクライナの国立公園に指定された(National
Parks
Azov-Sivash)。現在、生態環境・天然資源省(Ministry
of
Ecology
and
Natural
Resources)の管轄下に置かれている。
保護政策は北ドネツ川(Siverskyi
Donets)に沿ったエリアを中心に行われている。主な生態系は典型的な亜寒帯の森林だが、そのなかに白亜紀からの生きた化石のマツの仲間の群落がみられ、生物学的に極めて貴重とされている。
この公園は、国立公園に指定される前から、自然による治癒効果をねらったリゾート開発が盛んだった。そのため公園内には179もの健康リゾート施設があり、自然環境への悪影響が心配されている。そのためウクライナ政府はスヴィアティ・ガリーを、ほかの国立公園である
Vyzhnytskyi、Podilski
Tovtry
とともに、重点的に保護政策を進めている。
参考サイト
http://oregonstate.edu/~peremysv/ukraine/reserve1.htm
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