代表的な文化財
Hruby
Rohozec
Chateau
イゼラ渓谷(Jizera)に流れる川に面した砂岩の塔の上に築かれた城で、貿易ルートを監視するため、13世紀に初期ゴシック様式で建てられた。その後何度も後期ゴシック、ルネッサンス、帝政様式などにより、修復をくり返した。当時の調度品も図書室や応接室、ネオゴシック様式の食堂などに保管されている。この城ではルネサンス期から、チェコ・アールヌーヴォー期に至るまでの富裕層の生活スタイルを見ることができる。
また、周囲の彫像を含んだ自然公園は19世紀の姿のまま保存されており、当時の石工の技術をそのままに伝えている。
Valdstejn
Castle
13世紀にヴァルドシュテイン(Valdstein)一族が、フルバ・スカラの3つの高さの違う岩石の上に築いた城だが、フス戦争の際には要塞として使われたり、盗賊の巣窟になっていたこともある。
15世紀には2つに分けられていたが、16世紀には消失してしまった。一族のアルブレヒト公の要請で再び築城されたときに、城の前にバロック様式で聖ヤン=ネポムークを祭った礼拝堂と2つをつなぐ装飾豊かな橋を建てた。現在見られる姿は19世紀のものである。
また、はじめに城が建っていた場所には小さな礼拝堂が建っている。
Sydhrov
Chateau
もともと、ヴァルドシュテイン家のアルブレヒト公が、ビーラ・ホラの戦い(the
Battle
of
the
White
Hill
[Bila
Hora])で得た領地だった。現在の建物は、1669年から新たな所有者となった領主が、1690〜93年に建てたもの。バロック様式の城館で、礼拝堂と塔をともなう。
1820年からはフランスの貴族である
Rohans家の手に移り、19世紀に英国風庭園をともなったロマンチック・ゴシック様式で再建された。
Humprecht
Chateau
イタリアの建築家ルラーゴ(C.Lurago)の設計に基づき、Jan
Humprecht
Cernin
によって建てられた狩猟館。イスタンブールにある
Galas
Tower
を模した塔や、チェルニの楕円ホール(the
Cerni
qval
hall)と呼ばれる、音響効果に優れた高さ16m部屋(壁画が描かれている)などがある。また、城館の中ほどにある木造の渡り廊下からは、ソボトゥカ(Sobotka)の村を一望できる。
現在これらの城館では季節ごとにコンサート、演劇、ナイトツアー、フェンシングといった行事がもよおされ、多くの人が訪れている。
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