1.AKI-H8ソフトウエアの開発環境


2001/02/09 【ソフトウエア編TOPに戻る】

1−1.ハードウエア環境

AKI-H8/3048Fのソフトウエア開発に必要なモノは、以下の通りです。なお、AKI-H8のハードウエアについては、電子回路編をご覧下さい。

1.AKI-H8/3048Fボード

 ソフトウエアを組み込みたいCPUボードです。

2.AKI-H8開発キット

 AKI-H8/3048Fボードにソフトウエアを書き込むための回路と、書き込んだ後の動作確認を行なうための回路等が付いています。

3.パソコン

 Windows95以上が動作するパソコンなら何でもOKです(だと思います)。パソコンのシリアルポートと、AKI-H8開発キットを、モデムケーブル(RS-232C)で接続します。


1−2.開発用ソフトウエア環境

開発用のパソコンには、最低限、以下のソフトウエア(プログラム)が必要です。

1.テキストエディタ

 プログラムを記述するためのソフトです。秀丸エディタやMIFESなどの多機能版が使いやすいですが、Windowsに付属のメモ帳(NOTEPAD.EXE)でも十分です。要は、テキスト文字でプログラムが書けて、指定した拡張子(.MAR)で保存できれば良いのです。ただし、ワープロソフトは使用できません。ワープロ内での書式設定のため、余計なコードが付加されたり、特別なフォーマットで保存されたりするためです。

 

2.アセンブラソフト一式

テキストエディタで記述したプログラムを、CPUボードのROMに書き込むことができる書式のデータに変換するソフトです。AKI-H8開発キットに付属されるCD-ROMに入っています。WindowsのDOSプロンプト画面に入り、以下の3種類のソフトを実行することにより作業を進めます。

 -1.A38H.EXE アセンプラ

テキストで記述したアセンプラ言語(ニーモニック)のプログラムを、CPUが理解できる2進数のマシン語データ(オブジェクトデータ 拡張子.obj )に変換するためのソフトです。

 -2.L38H.EXE リンカ

複数のオブジェクトデータをひとつのプログラムに結合させるためのソフトです。拡張子.absというデータを出力します。

 -3.C38H.EXE オブジェクトコンバータ

リンカからの.absデータを、ROMに転送できる形式(モトローラSフォーマット)に変換します。拡張子.motというデータを出力します。

 

3.F-ZTAT ライターソフト

オブジェクトコンバータから出力された.motデータを、AKI-H8開発キットを通してAKI-H8/3048FのフラッシュROMに書き込むためのソフトです。これもAKI-H8開発キットに付属されています。


1−3.その他の開発ソフト

1.CC38H.EXE Cコンパイラ

アセンブラでは、CPUが理解できるマシン語に1対1に対応したニーモニックと呼ばれる言語でプログラムを記述するため、熟練すると非常に効率のよいプログラムが作れる反面、開発が難しく、なかなか理解しずらい面があります。

そこで、TekuRobo工作室では、C言語という分かりやすい開発言語を利用します。C言語では、処理の流れを自由に制御する構文が充実していて、処理結果を一時保管するための変数なども扱いやすくなっています。また、ある小さな処理だけを行なうプログラムを作り、それを関数と呼ばれる単位で管理し、それらを組み合わせる形で分かりやすいプログラムを作ることも出来ます。

AKI-H8/3048Fでは、秋月電子通商から専用のCコンパイラが発売されています。技術資料付きのCD-ROM版で2,000円です。コンパイラとは、C言語で記述したプログラムコードを、.objオブジェクトデータに変換するソフトのことです。

ここでオブジェクトデータを作れば、後はリンカを使ってROM書き込み用のmotデータが生成できます。

 

2.MONITOR.MOT モニターデバッカ

アセンブラやC言語で作ったプログラムを、通常の手順で普通にAKI-H8/3048Fに書き込んだ場合、その場でプログラム内容を書き換えたり、メモリーの中身を覗いてみたり、好きなところで一時停止させたりといったデバック作業(プログラム動作の確認、修正作業)ができません。しかし、モニターデバッカを使うと、それらの作業を行なうことができるようになります。これも秋月電子通商から取扱説明書付きで2,000円で発売されています。

モニターデバッカは、MONITOR.MOTというROMに書き込める形式のファイルで提供されます。先ず始めに、MONITOR.MOTをフラッシュROMに書き込んでおき、パソコン側のハイパーターミナルを使って、ユーザープログラムの転送や、各種リモート用のコマンドを与えて操作します。


この後は、これらのソフトを使って、実際にプログラムを書き、フラッシュROMに書き込み、そしてAKI-H8/3048Fを動作させるまでの手順をご紹介します。

ただし、各ソフトの取り扱い方法やオプション設定についての詳しい説明は、省略致します。各ソフトを購入した際、付属の取り扱い説明書やCD-ROMに収録されている説明書を参照して下さい。

 

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