【キリのコメント3】

 国土ができた後は、神々を次々と産みます。

 最初の10人の神は、その名義が分からないものが多いようです。

 敢えて、分かるのが海の神のオホワタツミノカミ(大綿津見神)でしょうか。


 その次に生まれる、風の神、木の神、山の神、野の神は自然を表現していますね。

 ここに野の神の代わりに火があったら、孫子の風林火山になりますが…


 最後に生まれる神が火の神です。

 体内から火を生むわけですから、当然やけどします。

 みほとという直接表現で書かれていますが、その部分を大やけどして、イザナミは病

 に倒れてしまいます。


 病に倒れるというより、もう死ぬほどの苦しさを味わったことでしょう。

 あまりの苦しさに、嘔吐し、糞をし、小便をする…というように、ちょっときたないお

 話ですが、確かに死にそうな状態では理性などなくなってしまうのでしょう。


 そんな嘔吐、糞、小便からも神が生まれるのもすごいですが、これらの神々は、中国の

 五行思想の影響を受けているようです。

 それは、火、金、土、水、木です。

 火=火之迦具土神(火の神)

 金=金山毘古神(鉱山の神)

 土=波邇夜須毘古神(ねば土の神)

 水=彌都波能賣神(灌漑用の水の神)

 木=豊宇氣毘賣神(食物を掌る神)

 となっているようです。


 これらの神々を産んだ後、火の神のやけどのせいで、イザナミは亡くなってしまいま

 す。

 
 神なのに不死ではないのが、またおもしろいですね。



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