【キリのコメント39】

 すでに日向の国にて、后と二人の子供がいた神武天皇ですが、さらに后を求め
 たと古事記には書かれています。
 物語性を高めるためにちょっと好色な風に書きましたが、これは私の主観です。
 
 さて、オオクメがすすめた女性はなんと神の子であるという。
 娘の父は、三輪の大物主神。
 三輪といえば、第18話で書いた名のない神。
 スクナビコナが常世国へ行ってしまってどうしていいか分からなかったオオク
 ニヌシに自分を三輪の山に祭れば国作りに協力しようといった神です。

 この神が娘が大便をするところに矢にやって侵入する物語は、丹塗り矢型の神
 婚説話で、同じような話は「山城風土記」の賀茂説話に描かれています。

 それにしても娘の大便をしているところに侵入するのって…

 気になる日本書紀では、ヒメの名前はヒメタタラまで一緒で、その後に続く名
 は、「イスズヒメノミコト(五十鈴媛命)」になります。

 そして、父の名は、なんとオオクニヌシの息子、コトシロヌシです!
 微妙に違う古事記と日本書紀の世界。
 
 それにしても、今回の話には本当にビックリしました。

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