皆さん、こんにちは。
霧隠です。

ヤブを漕ぎながらの山城めぐり。
2城目は近江が誇る山城、観音寺城です。

曲輪がなんと100以上もあると言われる観音寺城は日本5大山城の一つでもあり、
登り口は13もあるそうです。
しかも、いたるところに石垣がある、総石垣の山城なのです。

まさに近江源氏佐々木氏(六角氏)が誇る名城です。

今回は、地獄越え→三国丸→馬淵曲輪→三井曲輪→権現見付→大見付→布施淡路
曲輪→お茶子口にて下山→追手道から再登城→途中から本谷(見付谷)→観音正
寺→本丸→平井曲輪→池田曲輪→平井曲輪から下山

と上り下りを2往復して、観音寺城をそれこそ縦横無尽に楽しむことができまし
た。

これもご案内くださいましたYさんのお蔭です。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

さて、地獄越えというのは、信長の館から歩くこと30分ほどの場所にある登り
口で、要は2つくらい隣の山から尾根伝いに観音寺城を向かうコースです。

地獄のようなアップダウンのきつい場所だから地獄越というのだそう。
でも、それほどではないかも〜と思えてしまう、自分が怖い。

最初は結構急ですが、安土城を眼下に見下ろせる風景はなかなかのもの。
このルートは途中、道がヤブで分かりにくくなりますが、勘で見つけましょう!
というのは冗談で、あたりを探すと見つかりますので、ご安心ください。
といっても、実際に行かれないと意味が分からないですね。

地獄越えは途中、昨年の五月に起きた山火事の惨禍を目の当たりにできます。
黒コゲになった木々を見ると山火事の恐ろしさを実感できます。

それにしても見晴らしは抜群です。
南近江の中心に観音寺城が位置しているのがよく分かります。
いい風も吹いてとても気持ちいいです。

大体30分くらいで三国丸にたどりつきます。
鉄塔が建っていますが、ここには石垣が残っています。
曲輪に降りてじっくり観察。
コケむしていい感じの石垣です。

近くに「→本丸へ」という看板がありましたが、とりあえず、無視して、三国丸
の石垣を乗り越えて、おもむろにガケを下り、ヤブの中に突入します。

図に書きにくいので、方角を書きます。
三国丸をまっすぐ南東にひたすら下っていきます。
途中、馬淵曲輪、三井曲輪らしき曲輪を通過しますが、その間はガケまたガケ。
クモの巣はありーの、ヤブはすごいの、隣にちゃんとした道があるにもかかわら
ず、このような道を行くには訳があります。

それは、そこに遺構があるから。
ふつーにハイキング道を歩いていたら全く気づかないこの見事な石垣群。
コケむして味わい深い石垣がゴロッゴロしています。

今まで山城を攻める際に、ハイキングコースを歩くのに何の疑問も感じていませ
んでしたが、それが間違っていることに気づきました!
違う!
作られている道を歩いていたらこのような見事な曲輪&石垣は見れないんだ!
最初は、ヤブ道にためらう気持ちがありましたが、見事な石垣達の出現にすっか
り大興奮。

こんな山城めぐりもあるんだぁ〜と目からうろこでした。
なんだか山城レベルが一つ上がった気分です。

このコースをたどると権現見付に出てきます。
そのままYさんのご案内で大見付に参ります。
ここは、なんというかよくお寺とかにある地元の方の寄付の金額を書いた札を建
てかけているでっかい板(?)のようなもののすぐ後のガケをひたすら登ります。

このガケを登ってすぐのところに、観音寺城で最も高いと言われている石垣があ
ります。
ここの石垣はちょっと特徴的で、三段に微妙に重なって積み上げられています。
図に書くとこんな感じです。

それにしてもしっかり積み上げられ、400年の歳月にもビクともしない見事な石
垣には驚嘆させられます。
ここの石垣は長さも20mほどあり、存在感があります。
この大見付に登ると、さらに上に石垣があり、思わず、Yさんに「石垣! 上に
も石垣がありますよ!」
と興奮して叫ぶと・・・
「あぁ、石垣なら他にもあるで〜」
と。

おぉ、さすが観音寺城。
まだまだ楽しませてくれそうです(^^)

それから布施淡路曲輪を堪能。
観音寺城というと本丸と池田丸だけで満足してしまいかねませんが、この布施淡
路曲輪も負けていません。
曲輪をぐるりと囲った石垣はなかなか見事。
広さもふつうの山城の本丸クラス。

ちょっと本丸からは離れていて、さらにハイキングコースからちょびっと外れる
ので見つけるのが苦労しますが、見る価値十分の曲輪です。
素晴らしき石垣をご堪能ください。

それにしても、のっけからすごいヤブ道を歩いたと思っていましたが、しかし、
しかし、こんなヤブなどまだまだ序の口でした!

次回は、正真正銘、ヤブ漕ぎとはこういうことをいうのかぁ! という深いヤブ
のコース、お茶子谷ルートについてご報告いたします。

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