皆さん、こんにちは。
霧隠です。

鬼が住んでいたから鬼ノ城と言われているようです。
この鬼の名は「温羅(ウラ)」。
出身地は「百済の国」。
その姿鬼神のごとし。
西国から都へ送る物資を奪ったり、婦子女を略奪したり、その悪行に人々は怖れ
おののき、都に行ってその暴状を訴えた・・・

一般に語り伝えられる温羅伝承と呼ばれるこの説話。
詳しい話は次回に回すとして、この温羅が築城・・・と言われていますが、どう
やら、大和朝廷が天智2年(663年)朝鮮半島の白村江の海鮮で大敗し、唐・新
羅の連合軍の日本侵攻を恐れ、九州〜瀬戸内海〜機内の生駒山系にいたる西日本
の要所に大野城をはじめ、朝鮮式山城を築城したことが、「日本書紀」に書かれて
います。
この日本書紀には名前が出てきていませんが、この鬼ノ城もそのときに大和朝廷
の指示のもと、築城されたのではないかと言われています。

さて、この鬼ノ城。
こんな感じのお城です。

              

城壁は2.8km。
てくてく歩くと1時間くらい。
歩きやすい遊歩道がございます。

んが!
そんなできあいの道を歩くのはもったいないです。
敢えて、道の下にあるほっそい道を歩きましょう〜
下から見上げることで、石垣をじっくり見上げることが可能です。

遊歩道の下を見るとちゃんと石垣のビューポイントには降りれる小道がございま
す。
ただ、遊歩道を歩くのではなく、絶えずガケ側を見ながら全ての石垣を堪能いた
しましょう!

次の見所は「水門」。
全部で6つあります(上の図には第0水門がありません)。

この鬼ノ城は四つの谷を含んでいるので、水が豊富で、水門を作り水の逃げ道を
作っています。
それも石垣で!

この水門がなかなかの味わいがございます。

遊歩道の下に石垣でコーティングされた水門を発見すると思わず中をのぞきたく
なります。
当然、水が通るだけあり、ちゃんと穴がむこうまで続いています。

続く見所は、東西南北四つある「門」です。
現在、北門で大規模な発掘調査が行われており、西門でも石垣の修復作業が行わ
れています。
南門、東門は当時の雰囲気に石垣や石敷きが復元されています。

入り口からまず目に入るのは、西門付近の石垣の修復作業。
どのような整備をされるのか楽しみです。

南門は当時の大手門と言われていますが、一体どこに道が続いているのか疑問で
す。
どうみてもヤブの中に続いている謎の大手道。
いつか探してみたいです。

東門もきれいに整備されていますが、ここは下に続く細い道があります。
誘われるままに降りてみるとなんだか降りれそう。
ちょっとすべりやすいですが、明かに登城口みたいです。
ながめていると、人の声が!
しばし、待っているとご夫婦が登られてきます。
お話をうかがうと、前回書いたように、鬼ノ城の右側に「奥坂」という場所があ
り、そこから登ること30分で、この東門にたどりつくそうです。
次回、鬼ノ城を訪れるときには、ぜひともこの登城口を登ろうと心に決めました!
・・・そうすれば、自転車を手押ししなくてもすむし(−−)

北門。
こちらは現在発掘調査中です。
でも、なんと「どうぞ、中に入ってみてください」
ととってもフレンドリーな発掘現場です。
近づいて見ると、むき出しの石垣などがすぐそばで見ることができ、ちょっと感
動。
この北門は岩屋に向かう道なのでしょう。
こちらは時間がなくて行けませんでしたが、鬼ノ城の主「温羅」のすみかがあっ
たといわれています。
こちらも次回の攻略目標の一つです。

また、鬼ノ城は景色がすばらしいです。
見事なビュースポットもたくさん。
特に、南門と第3水門、第4水門と東門、そして屏風折の石垣(第2展望台)の
3つのかどっちょの風景。

このような先っぽなので、目の前には270℃ものパノラマ風景が広がっていま
す。
特に第2展望台から眺める景色は圧巻です。
遠くに山々が広がり、平野もブワーと広がり、いつまでも見飽きません。
何度来ても見とれてしまうこの景色。
心を奪われるこの景色を見たいがために鬼ノ城に再度訪れたといっても過言では
ありません。
それくらい見事なこの風景。
夕日なんてみたらさぞかし美しいことでしょう。

さて、石垣、水門、四つの門を心行くまで堪能した後、北門から西門にむかって
新たな石垣を見つけるためにヤブに入りながら探索を続けました。
どうやら内に埋もれていますが、こちら側にもしっかり石垣があります。
・・・規模は小さいですが。

西門そばには第1展望台があります。
こちらは各山の位置関係がわかる地図があり、とても参考になります。
目の前に福山城というすばらしい山城もあります。
こいつはいつか行ってみたいと思いました。
なかなかええ感じの山城です。

時間にして3時間。
十二分に堪能した後、自転車のある場所まで戻って、山道を降りました。

何度訪れても魅力にとりつかれてしまう、鬼ノ城。
次回は、鬼ノ城伝説、温羅と吉備津彦についてご報告したいと思います。

それでは〜

その3へ


 |  医食同源<体にいい食べもの>  |  週刊「孫子の兵法」  |  週刊「国宝」  |  週刊「論語」  | 
 |  織田信長一代記  |  一日一考  |  古事記物語  |  お城旅行記  |