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日本の原典〜古事記物語〜 第26号 2003年11月24日発行
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目次
★古事記物語「第26話 ニニギノミコトとサルタビコ」
★【キリのコメント】
★【次号の予告クイズ】
★【編集後記】
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<第26話 ニニギノミコトとサルタビコ>
「ようやく葦原中国を平定しました。さぁ、我が子、オシホミミノミコトよ、
今こそ天から降りて、葦原中国を統治するように。」
「実は…」
「どうしたのです?」
「私が葦原中国の支配を委任されてから月日が立ち、その間に子が生まれまし
た」
「それはめでたいではありませんか」
「はい、それで、この子、ニニギノミコトを降したほうがいいと思うのですが
…」
「そうですね…。それではニニギノミコトよ、そなたが葦原中国を支配するこ
とを委任いたします。さっそく天(あま)降るように」
こうして、アマテラスの命で、孫のニニギノミコトが天降ることが決定した。
そんなとき…
「大変です!」
「どうしたのですか?」
「これからニニギノミコト様が天から降ろうとされる道に一人の神が立ち、上
は高天原を照らし、下は葦原中国を照らしております!」
「そうですか。それでは、アメノウズメを呼んで来て下さい。」
「かしこまりました。」
…………………………………
「アメノウズメよ、そなたはか弱い女性だけれど、どんな神に対しても気後れ
しない神です。」
「はい」
「そこで、今からあなた一人でその神のところに行ってこうお聞きなさい。」
アメテラスの言葉を聞き、一人で高天原と葦原中国を照らしている神に近づく
アメノウズメ。
「もし」
「はい」
「これからアマテラス様のお孫様が天降りする道に、そのように立っておられ
るあなたはどなたですか?」
「私ですか? 私はサルタビコ(猿田昆古)と申します。アマテラス様のお孫
様が天降りされるとお聞きして、先導したいと思い、こうして出てきたので
す。」
<参考文献>
岩波書店:古事記(倉野憲司校注)
講談社学術文庫:古事記(上)全訳注(次田真幸)
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*このページは古事記との違いや、さらに詳細な説明が書かれています。
お時間に余裕がございましたら、ご覧くださいませ。
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【次号予告クイズ】
Q25.ニニギノミコトがいよいよ天降ろうとするときに、一人の神(サルタビ
コ)が道をふさいでいました。そのときに、この神の名前を尋ねた神は
誰でしょう?
1.アマテラス
2.アメノウズメ
3.タケミカヅチ
答えは、次号を読めば分かります。
次号「ニニギノミコトとサルタビコ」をお楽しみ〜