皆さん、こんにちは。
霧隠です。
4月5日、福岡県の大野城と熊本県の熊本城に行ってきましたので、ご報告し
たいと思います。
すでに、両城とも訪れたことがございますが、デジカメを持っては初めてです
ので、楽しくバシバシ写真を撮って参りました。
せっかくですので、今回は、写真付きでご報告したいと思います。
まずは、大野城。
博多駅から太宰府まで1時間。
駅の前の前に見える山が大野城です。
大野城とは・・・
ときは663年。
大和朝廷は、白村江(はくすきのえ)の戦いで唐&新羅の連合軍に大敗してしま
います。
次は日本に攻められるのでは・・・
と本気で怖れた大和朝廷は、太宰府防衛のために、まずは水城を664年に構築。
続く665年にこの大野城を築城します。
日本存亡の危機感を持って築城された大野城は、新羅に滅ぼされた百済の亡命
貴族の指導のもとに築城されたので、朝鮮式山城とも呼ばれています。
そのお城の規模は、土塁の長さ6.5キロ。
城門は4つ。
分かりやすいように大野城の位置関係を書いてみると・・・
博多湾
____________
水城
↓
——— 凸
大野城
●
太宰府
凸基肄城
結構アバウトです。
ただ、この大野城が太宰府を守るために築かれたのはよく分かると思います。
水城は太宰府へのルートを防ぐ巨大な土塁です。
ちなみに水城は、全長約1.2km、幅80m、高さ13mの人工の盛土による土塁
です。
(データは大野城市のHPより参照)
さて、太宰府駅から歩くこと1時間。
四王寺山と呼ばれる山に大野城はございます。
ひたすら山にむかって車道を歩きます。
・・・でも、駅から歩くのはちょっとつらいですね。
途中に、こんなお城もございます。
ここ一帯を支配していた少弐氏のお城だったそうで、ここで九州落ちした足利
尊氏を出迎えたそうです。
現在は完全な公園となっていますが、しっかり「→浦ノ城」という看板があり
ます!
山に登って比較的すぐです。
さらに登ると、「↑県民の森」という看板があります。
駅からちょうど45分くらいのところです。
ここから山道になります。
(もちろん、そのまま車道で大野城まで行けますが、山道の方が結構疲れませ
ん)
山道を歩くこと15分。
ようやく大野城の大手道にたどりつきます。
*画像はインフォシークの無料HPを使っているので、クリックするとちっち
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のアドレスからは表示されません。
この大手口の左手には見事な石垣がございます。
それにしても1300年も昔の石垣がここまでしっかり残っている姿には感銘を
受けます!
どうですか、この迫力!
高さもなかなかです。
さて、大手口から少し登ると、ものすごく見晴らしのいい場所にたどりつきま
す。
本当に見晴らしがいいんです!
前回、来たときからすごく気に入っているこの風景。
見渡せる平野が目に美しい・・・
・・・くもっていなければ(−−)
小雨が降ってきたんです〜
せっかく東京くんだりから2ヶ月前から予約をして来たのにぃ。
ふぅ〜
せっかくのデジカメも雨には勝てないです。
と、思ったら、少しずつ天気が回復してきました。
とりあえず、大野城は広大すぎるので、その一部分だけ撮影してみました。
長さ6.5キロもの土塁。
ということは、普通に一周しても2時間はかかることになります。
大野城の見所はやはり1300年前に作られた石垣達。
すでにご紹介した大手口の石垣。
それ以外には、「大石垣」「百間石垣」「北石垣」「小石垣」の全部で五つの
石垣達。
まずは、大石垣を目指します。
その途中に、このような礎石群があります。
大野城にはこのような礎石群がいたるところにあり、そこには建物が建ってい
たそうで、唐、新羅の連合軍の侵攻に対する、一大要塞としての大野城を実感
できます。
礎石群を見た後は、そこからさらに10分くらい歩くと、「←大石垣」という看
板があります。
その道を下ることさらに10数分。
そこに大石垣がございます。
大石垣と“大”がつくだけあってなかなかの雰囲気です。
大野城というと百間石垣の方が規模もでかくて有名ですが、この大石垣も捨て
たものではございません。
木々に囲まれて日が差さない森の中に隠れた大石垣にはビッシリとコケが生え、
より一層風情があります。
この大石垣、登り石垣とでもいうのでしょうか、登り坂に向かってずーっと石
垣が積みあがっています。
昇り龍ならぬ昇り石垣。
その力強い印象は見る者を圧倒します。
よーく見ると分かりますが、とても1300年も昔の石垣とは思えないほどの保
存状態がいいのには驚かされます。
きっとこの後も2000年、3000年と残されて行くのでしょう。
そんなことはないと思いますが、この味わい深いコケ達も1300年昔からのも
のかと思うほど、何ともいえない風格がございます。
大石垣の高さ自体は2mちょっとです。
長さも20mほどなので、“大”というほどの規模ではないかもしれませんが、
その存在感は十分“大”石垣の名に恥じません。
大野城にお越しの際には大手口から20分くらいかかりますが、ぜひ訪ねてい
ただきたい場所の一つです。
大石垣を十二分に楽しんだ後は、次の登り口「水城口」を目指します。
ここはその名もずばり水城からの登り口です。
逆にこの道を降りたら水城に向かうはずです。
と、その前に大野城を特徴つける土塁を撮影しました。
こちらは2m弱ですが、しっかり残っています。
全長6.5キロといいますが、その全てが残っている訳ではなく、その高さも大
分低くなっていると思いますが、この土塁を見ると、当時の大和朝廷の危機感
の強さを窺い知ることができます。
みんな必死に土塁を作ったことでしょう。
それこそ日本存亡の危機と思いながら・・・
そして、これは水城口です。
って、ただの山の一風景ですね(^^;
さて、水城ですが、先ほどご説明したように、お城というより土塁です。
しかも、ものすごい規模の。
その水城をこの大野城から一望のもとに見渡せるのです!
ここは見逃せないビュースポットです。
・・・もちろん、晴れていればです(−−)
あいにくのくもり空で、分かりにくいと思いますが、赤丸で囲ったところにこ
んもりした森が水城です。
|←水城
|
——— ←道路
|←水城
しっかり太宰府をガードしているのが分かります。
しかも、右手には博多湾が見えるので、その距離感もよく分かります。
・・・晴れていればもっとよく・・・
本当に見晴らしがいいんです。
大野城は・・・ぶつぶつ。
それにしてもついてなかったですが、この風景も見所の一つですね。
ただ、この水城の登り口は、大手口から最も遠い場所にあり、車では来れませ
んから、歩いて40分かけなければなりません。
往復で1時間半ですが、見る価値あります。
水城を上空から見れるんですよ!
あ、でも、水城だけを見たければ岩屋城からも見れるとも・・・もごもご。
さて、次回は、大野城最大の見所、百間石垣についてご報告いたします。
それでは〜