当サイトでご紹介する温泉
2011年8月1日

 当サイトも本公開から一ヶ月が経過し、その間400超のアクセスを頂きました。駆け出しのサイトにも関わらずご覧頂いた方々にお礼を申し上げると共に、この一ヶ月でご紹介できた温泉数は28と、まだまだ微々たるものではございますが(本日、8月1日付けで新たに5つの温泉を追加し、33となりました)、引き続き、ご愛顧頂けますようよろしくお願い申し上げます。

 さて、ここで改めて、本サイトでご紹介させて頂く温泉の基準をご説明させて頂きますが、以下の二点を満たした温泉です。

 1.成分分析の結果が入浴施設内に掲示されている温泉

 2.入浴料を支払う(若しくは無料で)ことで誰でも入浴することができる温泉


 それぞれの内容について、詳しくご説明させて頂きます。

 まずは「1.成分分析の結果が入浴施設内に掲示されている温泉」から。
 ご覧頂いてお分かりの通り、本サイトの特質上、「泉質データが命!」ですから、分析結果が分からないと、ご紹介したくてもできないんですよねぇ。
 また、温泉法の第18条に、

 「温泉を公共の浴用又は飲用に供する者は、施設内の見やすい場所に、環境省令で定めるところにより、次に掲げる事項を掲示しなければならない。」

 とあり、その事項とは、

 1.温泉の成分 2.禁忌症 3.入浴又は飲用上の注意 4.左記の三点のほか、入浴又は飲用上必要な情報として環境省令で定めるもの」

の四点です。
うち、「1.温泉の成分」については、これまた温泉法第18条の第2項に、「都道府県知事の登録を受けた分析機関の行う温泉成分分析の結果に基づいてしなければならない。」とあり、これぞ即ち「温泉分析書のデータ」ということになります。

 すなわち、堅苦しいことを言ってしまうと「成分分析の結果を掲示していない温泉施設は、温泉法を守っていない」ということになってしまうわけです(温泉法第41条に罰則規定もありますが、詳しいことは割愛。)。
 実際のところ、今年度入浴した温泉のなかにも、温泉成分表が掲示されていなかったためにご紹介できなかった温泉もいくつかあります。そのなかには、とても良い泉質の温泉も含まれており、大変残念に思うと共に、罰則うんぬん以前に、利用者の立場からしても温泉法をしっかり遵守して情報公開をして頂きたいと切に願います(特に、「2.禁忌症」と「3.注意点」を掲示せず、利用者が間違った入浴をした結果、身体に害があった(最悪の場合死に至った)ときは大変なことになりますよ!)。

 余談ですが、「1.温泉の成分」については、温泉分析書のコピーを額に入れて掲示している施設が多いようですが、「必ず分析書を掲示しなければいけない」ということではなく、「温泉法施行規則第10条」に掲げれらた以下の事項

表1.温泉成分掲示事項
源泉名 温泉の泉質
源泉及び温泉を公共の浴用又は飲用に供する場所における温泉の温度 温泉の成分
温泉の成分の分析年月日 登録分析機関の名称及び登録番号
浴用又は飲用の禁忌症 浴用又は飲用の方法及び注意

が記載されていれば良いので、下記写真( 大分県:「姫島村健康管理センター」のもの)のように見易い大きなプレート等で掲示している施設もあります。
温泉成分データを見易く掲示しているプレートの写真

 あ…それと、山中や川沿い、海辺といった大自然に沸く「野湯」についても、浴舎も無ければ脱衣場も無い、当然成分掲示も無い(そもそも申請者もいないので、分析することも不可能?)ため、当サイトではご紹介できないので悪しからず…。

 次に、「2.入浴料を支払う(若しくは無料)ことで誰でも入浴できる温泉」について。
 「えっ!?これに該当しない温泉なんてあるの?」
と思われた方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、それがあるのです。組合員専用温泉会員専用温泉といった、温泉マニアの間で通称「ジモ泉」と呼ばれている温泉です。
 
 読んで字のごとく「会費を出し合った地元の方によって組織され、管理・運営されている温泉」であり、年会費・月会費を納めた組合員・会員の方しか入浴することができません(もちろん当番制で浴場の清掃等もあるようです。)。
 湯量豊富な温泉地では結構な数が存在するようで、「毎日自宅のお風呂を沸かすよりも会費のほうが安いため、自宅のお風呂はほとんど使ったことがない。」などという何とも羨ましいお話も耳にします。
 
 私も運良く機会に恵まれ、何度か入浴させて頂いたことがありますが、あくまで「現地で組合員の方と知り合い、その方のご厚意でご一緒させて頂いた。」というケースが殆どであり、極めて例外的なものです。そもそも、「ジモ泉」は「地元の方々の大切な財産」であり、インターネット上で公開し、それを見た入浴志願者が「地元の財産」に殺到するといった顛末は絶対あってはならないことなので、当サイトでは場所の情報はもちろんのこと、入浴記・浴場内の写真も含め一切公表いたしません(他人の入浴記や写真を見てしまったら行きたくなってしまうのが人情ってもんですからねぇ。)。
 
 因みに、会員専用温泉でも、敷地内のレストランで「食事をすれば」入浴できる大阪府:「南市岡田中温泉」や、組合加盟の宿に「宿泊すれば」入浴できる栃木県:「滝の湯」などといった「ある条件を満たすことで会員以外の誰でも入浴できる」温泉についてはご紹介させて頂いておりますので、地元の方々に混じって「ジモ泉」の気分を味わってみるのも貴重な体験かと思います(総じて「ジモ泉」は、地元の方々に愛されている温泉だけあって、どれも泉質が素晴らしいんですよ!これが…。)。

 以上二点を満たす温泉を、今後もスローペースながらご紹介していきますので、末永いお付き合いの程、どうぞよろしくお願いいたします。

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