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 日本の原典〜古事記物語〜 第1号  

 「第2話 イザナキ(♂・男神)とイザナミ(♀・女神)の日本国創設1」

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 「イザナキ、イザナミよ、この天の沼矛を持って、脂のように漂う国を固めて治めるのだ。」

 二人の神は命じられるままに、天の浮橋に立ってその沼矛で漂う国をかきまわすと、矛

 の先にしたたるしずくが重なり積もって島になった。

 この島の名を、オノゴロジマ(淤能碁呂島)という。


 その島に下りて、天の柱を立て、二人の神がすまう家を建てた。

 「イザナミ(♀)よ、そなたの体はどうなっている?」

 「私の体は足らないところが一つございます。」

 「そうか、私には余っているところが一つある。私の余っている部分で、あなたの足ら

  ないところをふさいで、国土(くに)を生もうと思うが、どうだろうか?」

 「そうしましょう。」

 「そうとなったら、この天の柱をまわって子供を産もう。そなたは柱の右から回り、  

  私は左から回ろう。」


 大きな天の柱を回って再び出会う二人の神。

 「あなたはなんて素敵な男性なんでしょう。」

 「そなたはなんてかわいらしい女性なんだろう。」


 言葉をかけ終わった後に、イザナキ(♂)は首をかしげて

 「女性から先に言葉をかけるのはよくないのではないのだろうか…」


 「おぎゃぁ!!」

 「おぉ、生まれたか、イザナミよ。おー、どれどれ元気な子が…。やや、なんだこの子

  は!?」

 「ど、どうされました、あなた。」

 「この子には骨がないぞ。まるでヒルコ(水蛭子)のようだ。こんな子は葦で作った舟

  で川に流してしまえ。」

 「どうして、こんなことに…」

 「イザナミよ、すんだことは気にしても仕方ない。もう一度、子供を作ってみよう。」

 「ええ、あなた。」


 …しかし、二人目の子供も子供と呼べないものだった。

 その子供の名は淡島と言った。


 <参考文献>
 岩波書店:古事記(倉野憲司校注) 

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 【キリのコメント1】 

 *このページは古事記との違いや、さらに詳細な説明が書かれています。
  お時間に余裕がございましたら、ご覧くださいませ。 

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 【次号予告クイズ】

 Q1.子供としては未熟な水蛭子。その次に生まれた淡島も子供としては失敗。

    さて、二人の神の最初の子供つくりに失敗してしまったのはなぜでしょう?

 1. イザナミ(♀)が最初に声をかけたから

 2. 他の神々の呪いのため

 3. 二人の神の栄養不足から

 答えは、次号を読めば分かります。

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