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日本の原典〜古事記物語〜第6号
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目次
★古事記物語「第6話 ミソギと三貴子」
★【キリのコメント】
★【次号の予告クイズ】
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<第6話 ミソギと三貴子>
「……妻よ。」
愛した妻の驚くべく姿を見た、イザナキ(♂)は疲れた体を休ませるために大
きな岩に腰をかけた。
「ふぅ、汚くけがれた国に行ってしまったな。川の水で身を清めねば。」
少し休んだ後に、ミソギ(禊)をするために川に向かったイザナキは、杖を捨
て、帯を捨て、袋を捨て、着ている服を脱ぎ捨て、はかまを脱ぎ捨て、身につ
けていた冠を投げ捨て、左右の手につけていた装飾具を捨て丸裸になった。
<これらの身につけていた杖、帯、袋、服、はかま、冠、装飾具からそれぞれ
神が生まれた。>
裸になって川に入るイザナキ。
その体をすすぐと、けがれた体からケガレの神々が生まれた。
けがれた体がきれいにすすがれると、今度はケガレナキ神々が生まれた。
最後にイザナキは左の目を洗い、右の目を洗い、鼻を洗った。
左目からはアマテラスオオミカミ(天照大御神)、
右目からはツクヨミノミコト(月読命)、
鼻からはタケハヤスサノヲノミコト(建速須佐之男命)が生まれた。
これらの三人の貴公子の誕生をイザナキは心から喜び、首にかけていた首飾り
をアマテラスに渡し、
「アマテラスよ、そなたは高天の原(たかまのはら:天界)をおさめよ。そし
て、ツクヨミは夜の国を、スサオノは海原をおさめるのだ。」
と三人の神に命じた。
<参考文献>
岩波書店:古事記(倉野憲司校注)
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【キリのコメント6】
*このページは古事記との違いや、さらに詳細な説明が書かれています。
お時間に余裕がございましたら、ご覧くださいませ。
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【次号予告クイズ】
Q6.イザナキのそそいだ口から生まれたスサノオですが、彼は命じられた海
の国にも行かずに毎日泣き暮れています。スサノオはなぜ毎日泣き続け
たのでしょうか?
1. 海の国を他の神に奪われたから
2. 海の国でなく、アマテラスの治める高天の原を治めたかったから
3. お母さんに会いたいから
答えは、次号を読めば分かります。
次号「スサノオの号泣」をお楽しみ〜