
1902〜1981
ワイラー監督ほど幅広いジャンルの映画を手がけ、しかもその作品がそれぞれ一級品という監督もまれである。
文芸作品の「嵐が丘」、ロマンチック・コメディの「ローマの休日」、サスペンスの「必死の逃亡者」、西部劇の「大いなる西部」、社会派ドラマ「我等の生涯の最良の年」、ミュージカル「ファニー・ガール」、そしてスペクタクル史劇「ベン・ハー」と、なんでもこなす器用な人。
そして、鋭い人間観察に丁寧な演出が作品に反映して、人々を感動させた。
オーソン・ウェルズの「市民ケーン」で注目されたパン・フォーカス技法を最も積極的に採りいれたのはワイラーだという。
アカデミー監督賞にノミネートされること12回。
「ミニヴァー夫人」「我等の生涯の最良の年」「ベン・ハー」で同賞に輝いている。特に「ベン・ハー」では史上最多の11部門で受賞している。 |
| 作品 |
年度 |
主演 |
| 孔雀夫人 |
’36 |
ウォルター・ヒューストン |
| 黒蘭の女 |
’38 |
ベティ・デイビス、ヘンリー・フォンダ |
| 嵐が丘 |
’39 |
ローレンス・オリビエ、マール・オベロン |
| 西部の男 |
’40 |
ゲーリー・クーパー、ウォルター・ブレナン |
| 偽りの花園 |
’41 |
ベティ・デイビス、ハーバート・マーシャル |
| ミニヴァー夫人 |
’42 |
グリア・ガースン、ウォルター・ピジョン |
| 我等の生涯の最良の年 |
’46 |
フレデリック・マーチ、テレサ・ライト |
| 女相続人 |
’49 |
オリビア・デ・ハビランド、モンゴメリー・クリフト |
| 探偵物語 |
’51 |
カーク・ダグラス、クレイグ・ヒル |
| 黄昏 |
’52 |
ローレンス・オリビエ、ジェニファー・ジョーンズ |
| ローマの休日 |
’53 |
オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペック |
| 必死の逃亡者 |
’55 |
ハンフリー・ボガード、フレデリック・マーチ |
| 友情ある説得 |
’56 |
ゲーリー・クーパー、ドロシー・マクガイア |
| 大いなる西部 |
’58 |
グレゴリー・ペック、チャールトン・ヘストン |
| ベン・ハー |
’59 |
チャールトン・ヘストン、スティーブン・ボイド |
| 噂の二人 |
’62 |
オードリー・ヘップバーン、シャーリー・マクレーン |
| コレクター |
’65 |
テレンス・スタンプ、サマンサ・エッガー |
| おしゃれ泥棒 |
’66 |
オードリー・ヘップバーン、ピーター・オトゥール |
| ファニー・ガール |
’68 |
バーブラ・ストライサンド、オマー・シャリフ |
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