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シルクで手刺繍された絵画

■シルク刺繍について。

 シルクの刺繍は10年くらい前にはじめてベトナムへ行ったときに、すでに伝統工芸品として内外に知られていました。ハノイの小さなビジネスホテルに滞在しているときに、オーストラリア人のビジネスマンとホテルのバーで話をしたことがあります。彼はベトナムの手刺し刺繍の美しさに感動して、わざわざ南半球のオーストラリアからベトナムのハノイまで刺繍の注文をするために来たといっていました。

 彼の話を聞いて、次の日の朝、ハノイの大きな市場であるハンザ市場に出かけました。ちょうど広場で何かのフェスティバルをしていたようで、小さなブースで一人の老人が手刺しの刺繍の展示販売をしていました。

 遠くから眺めると、油絵のように描いてある額縁が、近づいて見ると一本一本糸で作られた刺繍であることに、本当に驚いたことを今でも覚えています。まだまだ、今のように物価が高くなっていなかった時代でしたから、驚くほどの価格で一枚の刺繍絵を購入しました。

 今でも、時々その絵を眺めると、あの老人の顔をとハノイの市場のことを思い出します。

 刺繍という伝統的な工芸品はベトナムでは16世紀ころから本格的に生産されるようになったといわれています。中国から伝承されハノイで生産技術が確立されたようです。チャン・ゴック・カイという人物がハノイで生産技術を確立したと記されています。その当時は、上流階級や王族がこれらの刺繍工芸品を愛用していました。

 時代は下って1940年代。バオダイ帝の母親であるホアン・ティー・クックによって、フエの都でシルクの刺繍をさかんに作るようになりました。もちろん彼女は有名な刺繍職人です。フランス植民地下で、西洋文明と、東洋の古来からある文化とを融合させて現在のような形の刺繍技術が広がりました。

 このシルク刺繍の特徴は、糸を一本ずつ自然染料で染め上げて、一糸づつ手で縫い上げて行くところにあります。ごらんになれば判りますが、糸の発色が柔らかく自然に仕上がっています。その絵柄もベトナムの文化や風習を題材にしたものが多いのですが、最近では絵画的なものや、ベトナムの近代芸術に題材を取ったものも作られるようになってきました。

最後にお世話になったダラットシルク刺繍のお店の宣伝をしておきます。(私のベトナム人の友人のそのまた友人が働いていて、今回詳しく説明をしてくれた上に冷たいお茶まで出してくれました。)


XQ VIETNAM SILK HAND EMBROIDERY
52 Pham Hong Thai str, Dist 1, Hochiminh.
Tel. 8250572
(場所はニューワールドホテルの前です)







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