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■ベトナム陶磁器の歴史
 中国の景徳鎮などの有名な窯場で作られた陶磁器と比べて、ベトナムの陶磁器は素朴で手作りの温かさがあるような気がします。秀吉時代に、安南と呼ばれたベトナムからさかんに輸入された茶器も、その素朴さが茶人の目にかなったのかも知れません。

 アジアの他の国と同様に、ベトナムの陶磁器の歴史も土を火で焼き上げただけの古代の素焼きからはじまります。約1万年前の新石器時代に作られた土器が、遺跡から出土しています。また、模様などが土器に入り始めたのは紀元前2千年くらいからの青銅器時代になります。

 単純な素焼きから表面につやを持たせる釉薬を使用した陶器に進化するのが紀元前1世紀以降で、中国の支配が始まったころになります。このころに中国からたくさんの技術が入ってきたと思われます。
 ベトナムが中国から独立した10世紀ころの陶磁器は、青磁の陶器が盛んに作られました。14世紀ころになると、細工も複雑なものが作られるようになり、大型の陶磁器なども出現します。

 有名なバッチャン村で盛んに陶磁器が作られるようになるのは15世ころの話です。バッチャンはもともとタインホア省に住んでいた職人が移住してきたのが始まりで、李朝時代から陶器を製作していて、15世紀に栄えるようになったということです。染付けと言う技法がこのころにベトナムで盛んに作られるようになり、赤や緑の線でデザインされた赤絵と呼ばれる五彩がさかんにつくられ、港から海外へ多く輸出されました。

 このころのベトナムの代表的な窯場はバッチャン窯、バクニン省のトーハ窯、フーラン窯、ナムサック窯などがあげられます。また、ベトナム中部にはチャンパ王国の窯場がもともとあり、ベトナムの南進と共に衰退していった歴史があるのですが、資料が残っていないので解明はされていません。グエン王朝時代の古都フエにも窯場があったはずですが、これも詳しい資料が残されていないので、よくわからない状態になっています。

 ベトナムには、もともとすばらしい陶磁器の歴史と文化があったわけですが、長く戦争の風にさらされて、たくさんの大切な物が失われてしまいました。研究を進めることによって、できる限り失われたものを取り返してゆけるように、頑張ってほしいと思います。




チャム族の素焼き壺








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