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医食同源〜からだにいい食べ物〜第74号2004年11月16日発行
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『糖尿病予防に効果のある食べ物』
★参考文献「食べ物が効く! 監修:田村哲彦 家の光協会」
「からだによく効く食べもの辞典 監修:三浦理代 池田書店」
【糖尿病を予防しよう!】
糖尿病は何度も書きましたが、尿に糖が出る病気ではなく、正式には
「血液中のブドウ糖の量(血糖値)が多くなってしまう病気」
です。
ご飯やパンなど炭水化物は肝臓でブドウ糖に分解され、血液を使って脳や全身
に運ばれます。
だから、食べた後、血液中にブドウ糖が増えるのは普通の状態といえます。
しかし、その後、すい臓からインシュリンと呼ばれる物質が分泌され、血液中
のブドウ糖の量が減少します。
暴飲暴食を繰り返すと、すい臓が疲弊して、インシュリンの分泌機能が減退し
ます。
想像してみてください。
お昼にラーメンを食べる → インシュリン分泌
2時にお菓子を食べる → インシュリン分泌
4時にジュースを飲む → インシュリン分泌
5時にお菓子を食べる → インシュリン分泌
7時にカツ丼を食べる → インシュリン分泌
9時にスナックを食べる → インシュリン分泌
11時に夜食をカップメンを食べる → インシュリン分泌
こんな毎日を繰り返せばすい臓は疲弊して、必要なインシュリンを出せなくな
ります。
インシュリンが必要なときに出ないとどうなるか?
血液中のブドウ糖がそのまま残ることになります。
ここで、もう一度、想像してみてください。
水にとけた砂糖水。
その糖分が濃いほど、水もドロドロしていると思います。
水を血液に置き換えてみましょう。
血液中に糖分が残っていたら、当然血液もドロドロになってしまいます。
ネバーっとした血液。
体に与える影響は?
ネバーッとした血液は、汚れたヘドロのよう。
・血管にこびりつき、血管そのものを傷つける → 脳梗塞
・血管をふさいでしまい、壊疽(えそ)を起こす → 脳溢血
・血液の流れが遅くなり、酸素や栄養の供給が遅くなる → 動悸息切れ
ここで、血液の役割を振り返ってみましょう。
血液の役割とは、
1.酸素の供給
2.栄養素の運搬
3.二酸化炭素、老廃物の搬出
4.侵入したウイルスの撃退
5.出血を止める
つまり、血液の流れが悪くなると、酸素の供給が遅れ、体は酸欠状態に。
どうしても息切れしやすくなります。
さらに、栄養が体に行き渡るのが遅くなりますから、元気もなくなります。
何事にもおっくうになります。
老廃物も体から出て行かないので肌のつやも悪くなり、かさかさの乾燥肌にも
なってしまいます。
また、血液にはウイルスを撃退する白血球やリンパ球が活発な活動をし、ウイ
ルスを撃退してくれるのですが、血液が滞っているとその役割も減少します。
交通渋滞で火事現場に届くのが遅くなる消防車みたいなイメージです。
出血を止める血小板も流れが悪くなると到着が遅れます。
血液中にブドウ糖が蔓延するとこのように体に悪影響を与えます。
糖尿病を予防するには、食べ物を気をつけることも重要ですが、三食栄養のバ
ランスを考えながら、「適度の量を規則正しい時間に食べる」ということが重要
になってきます。
ちなみに、食物繊維が糖尿病に効果があるのは、血圧上昇に悪影響を与える塩
分を排出するはたらきがあるからです。
食べ過ぎに気をつけながらも、体に酸素と栄養素を運ぶ血液をいたわる食べ物
を食べるように心がけましょう!
暴飲暴食は遅延性の自殺行為と思っても間違いはないかもしれませんね。
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