「世界の記憶」(世界記録遺産)とは、簡単に言えば「世界遺産の古文書版」です。とはいえその内容は、古文書や古写本にとどまらず、地図、石碑、音声、映像、写真など、「記録」に関する史料を網羅しています。ここでは日本ではほとんど紹介されていない「世界の記憶」を、解説つきですべて紹介します。
●概要
「世界の記憶」について簡単に解説。
●アフリカの15件
南アフリカの「解放闘争の生き証人」、タンザニアの「アラビア語の写本・書籍コレクション」、ベナンの「植民地時代の文書」など…
●アラブ諸国の8件
レバノンの「フェニキア・アルファベット」、エジプトの「スエズ運河の記憶」など……
●アジアの52件
日本の「山本作兵衛コレクション」、中国の「古代ナシ族のトンパ文字写本」、韓国の「八萬大蔵経の版木」、インドの「リグヴェーダ」など……
●オセアニアの8件
オーストラリアの「ジェームス・クック日記」、ニュージーランドの「ワイタンギ条約」など……
●ヨーロッパの120件
英国の「1215年発布のマグナ・カルタ」、フランスの「リュミエールの映画」、オーストリアの「ウィーン会議の最終議定書」など……
●北米の9件
米国の「オズの魔法使い」、カナダの「ハドソン湾会社の文書記録」など……
●ラテンアメリカ・カリブ海の43件
ドミニカ共和国の「奴隷洗礼の書」、パラグアイの「テロルの記憶」、ベネズエラの「解放者シモン・ボリバルの文書」など……
●国際機関の3件
「国際連盟の文書」「パレスチナ難民に関するUNRWAの写真・フィルム記録」「国際戦時捕虜情報局の文書」の3件
※以上の各見出しの件数の和が合計と一致しないのは、大陸をまたぐ物件があるためです
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