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 ■参考資料

ラッフルズとシンガポール

多民族国家シンガポール

日本軍とシンガポール

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■シンガポールの歴史

もともとはマレー半島の先の小さな島だったシンガポールですが、1819年にイギリスがマレー半島のサルタン(国王)から譲り受けたことからシンガポールの近代史が始まります。
マラッカ海峡の要衝に位置するシンガポールはイギリスによるアジア統治の重要な場所であったわけです。

シンガポールを植民地として開拓したのはイギリスの東インド会社のスタンフォード・ラッフルズ卿です。彼の名は現在でも地名やホテルなどの名前として残されています。

その後イギリスはシンガポールをアジア貿易の拠点として開発を進め、開発のための労働者としてこのころイギリス領であった中国やインドから労働者をシンガポールに連れてきます。
このころから、もともとすんでいたマレー系の住民とともにシンガポールが多民族国家を形成するようになりました。


太平洋戦争では日本の占領にあい、その後日本の敗戦によって再びイギリス領に戻ります。
1963年にマレー半島とボルネオ島シンガポール島は、マレーシア連邦としてイギリスから独立します。しかし中国人が多いシンガポールはマレー人優遇政策をとるマレー連邦についてゆけずに、1965年8月9日シンガポールはマレー連邦から独立して、現在の形になりました。

しかしながら、マレー半島と比べて小さな島でしかないシンガポールが独立国家としてやってゆくのはたいへんに厳しい状況でした。この状況を克服して現在のような繁栄の基を築いたのが、建国の父として現在も国民から尊敬されているリー・クワン・ユー元首相です。

リー・クワン・ユー元首相は1959年から1990年までの31年間シンガポールの首相を務め、その間に①クリーンキャンペーンとして街角のごみをなくす運動から公務員の汚職をなくす政策を実施、②外資の投資誘致、③民族の言語とともに英語を国民の第2言語にした、④都市部の渋滞解消のために自家用車の乗り入れ規制などの画期的な政策を実施しました。





■小さな島国ならでは苦労

シンガポールはマレー半島の先の小さな島で、自国でなんでもまかなえる国ではありません。そのために周りの国々とはできる限り友好的に付き合ってゆかねばなりません。例えば、水ひとつをとってもシンガポールはマレーシアからの輸入に頼らざるをえません。しかしながらシンガポールにはマレーシアにない技術があり、パイプラインで送られてきた水をきれいに精製して、自国で必要な分をもらうと、残りをマレーシアに送り返しているのです。このためにシンガポールは特にマレーシアに対して水の料金を払わずに水を手に入れることができているのです。

また、シンガポールのガソリン代はマレー半島よりも高いので、シンガポール市民は国境を越えてマレーシアまでガソリンを入れに行くようになってしまいます。そのためにシンガポールの法律では、国境を越える車のガソリンタンクは4分の3以上のガソリンを入れていなければ国境を越えてはいけない、という法律を作って、自国の石油企業を守らねばなりませんでした。

日本も島国なので、周りの国には気を使いながら生きてゆかねばなりませんが、シンガポールはそれ以上に苦労の多い状況であったわけです。





■シンガポールの住宅事情

狭い国土に460万人も住んでいるシンガポールですが、住宅事情は日本以上にたいへんで、一戸建ての住宅はなかなか普通の庶民には購入できません。政府が建設する高層の公団住宅に住むのがシンガポール市民の一般的な生活スタイルです。

また、政府はシンガポールの国土そのものを広げる政策も実施していて、埋め立てによる国土の拡張が続けられています。1983年から1993年までの10年ではおよそ20平方キロメートルの土地が埋め立てによって拡張されました。東京ドームおよそ437個分に相当します。ひと月にドーム2個分の国土が増やされてゆく計算です。

弱点を強みに変えるシンガポールの人々の工夫と心意気、すごい物があると思います。










 


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