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ドンコイ通りの歩き方

 初めてのホーチミン市で市内観光をするとすれば、ドンコイ通りの散策が一番最初にするべきことではないでしょうか。ホーチミンの市内の中心地でもっともポピュラーな通りを歩くコツをお話することによって、きっとベトナム観光のノウハウを知ることができるかもしれません。

 ドンコイ通りを歩くには初めにノートルダム教会へ行くことになります。ノートルダム教会は市の中心地にあるので初めての人にでも簡単にそこに行くことができます。タクシーに乗ってホーチミン市郵便局と告げてもかまいません。市の郵便局の隣にあるからです。ドンコイ通りの大きな交差点のロータリーにフランス式ゴシック様式の教会がど〜んと建っています。

 ここは観光客の集まる場所なので、それを目当てにしたお土産グッズ売りの屋台がたくさん出ています。また、シクロやホンダオムのおじさんたちもたくさんたむろして、お客を待っています。
シクロやホンダのお兄さんを見ると、どうしても私はカメラを向けたくなるのですが、なかなかどうして、いきなりカメラを向けると逆にこちらのほうを睨んでくるので、小心な私には、うかつにカメラを向けることはできません。少し離れた場所で望遠レンズなどを使うことになります。

 西洋人のグループ旅行などにであうと、彼ら、彼女らが陽気に大声で「ビューティフル!!」とか言いながら平気でカメラをむけて写真を撮って行くのを見ると、観光旅行はこうでなくっちゃ…とひそかに羨ましくおもったりすることもあります。
 フランスのアールデコ様式の郵便局なども一通りカメラに収めた頃に、先ほどから私に目をつけていた、お土産売りの子供たちや、シクロやバイクタクシーのお兄さんからの、しつこさ200%の勧誘攻撃がはじまります。この攻撃をしのぐためには、ひたすら歩きだすしかありません。ドンコイ通りの歩き方の一歩は、お土産売りから逃げて歩き出すということになりました。ドンコイ通りはノートルダム教会から、サイゴン川に一直線に向かっています。

 きれいに植木が植わった歩道を歩きながらしつこいホンダオム(バイクタクシー)の勧誘を退けます。一区画くらい歩いたところで、たいていしつこい勧誘は終わりを告げるでしょう。
 言い忘れていましたが、ホーチミンの通りを歩くということは、30℃以上の炎天下を、日差しを帽子で防ぎながら、汗をかきかき歩くことになります。けっして原宿や心斎橋通りをのんびりしながら歩いているのと同じように想像しないでください。とにかく暑いということを想像しながらこの文章を読んでください。

 …ということで、一区画歩くと左手にCHUというバーがある区画にでます。店の前の交差点の左手に小さな公園とがあります。このあたりにはベトナム絵画のギャラリーや彫刻家のギャラリーがあります。ベトナムの絵画は、伝統的なものも好きですし、現代的な抽象画なども、結構味があって面白いです。掘り出し物がないかどうか少し見てまわることをお勧めします。





 すこしギャラリーを冷やかした後で、ドンコイ通りを下って行くと、右側にお土産ショップが立ち並んでいます。観光客がよくアオザイのオーダーメードをするショップもここにあります。

 もう少し通りを下ると左側にサイゴンのホテルの老舗であるコンチネンタルホテル、右側に大きな書店があります。この本屋さんは、外国人向けの観光案内書や英語、中国語、ほんの時たま日本語の本がおいてあります。また、CDやビデオなども扱っていて、長期滞在者にとっては、非常にありがたい場所となっています。私はベトナム歌謡曲の歌詞本を買ってカラオケの練習などに精を出していたりしました。

 本屋を過ぎて少し行くとレストランが角に現れて、市の音楽堂のまえの大きなロータリーに差し掛かります。じつはこのありは泥ボーが多いことで知られています。この角から先、フンセンホテルとキャセイ航空のオフィスまでの間は、特に観光土産ショップや、両替所、貴金属ショップなどが並び、外国人が多い場所で、それを狙った引ったくりが頻繁に出没するのです。私も何度となくかばんをひったくられそうになりました。したがって、ここでは自分のバックを特に胸の前に抱きかかえるくらいの用心で、歩くことにします。

 外国人観光客を多く見かけるこのあたりにはベトナム雑貨のショップがずらりと並んでいます。ベトナムのシルク製品、バッグ、民芸品、漆加工品などの専門店が並びます。



 フンセンホテルの前の角には、ベトナム宮廷料理で有名なベトナムハウスが黄色いレンガの壁を見せています。このお店のオーナーは、フォー2000という有名なベトナムうどんのお店のオーナーにもなっています。どちらのお店も、清潔さと、料理のおいしさで人気があります。

 中型ホテルのボンセンホテルやフンセンホテルの並ぶ区画を過ぎると、サイゴンの新しいショッピングセンターができている場所に差し掛かります。日本語の看板も目に付きます。どうやら日本人オーナーのショップもあるようです。いろいろショップを眺めつつ、道沿いにあるカフェで小休止するのも良い考えです。このショッピングセンター内には足裏マッサージがありました。でも足裏マッサージって、もともとベトナムには無かったもので、台湾か韓国あたりからきたようですね。アジアを旅行するとどこの国でもあるようになりました・・・。


 有名なレストランマキシムを超えると、老舗ホテルのマジェスティックがサイゴン川に客室を向けて建っています。そろそろ、サイゴン川へ到着しました。このあたりには、「オーセンティック」などの有名なデザイン雑貨ショップがあります。オリジナルデザインで他のショップとは一味違う逸品を見つけることが出来ます。ノートルダム教会からここまでは寄り道しながらならば1時間くらい、さっさと歩くならば30分くらいの道のりになります。

 オートバイであふれる通りを、ぶつからないように注意しながら横断すると、サイゴン川に出ます。ここでの目当てはサイゴン川クルーズです。いくつかの種類があって、一番お上品なのはレストランになっている船に乗ってサイゴン川をクルーズするタイプです。もうひとつは、小型の木造船に乗って缶ビールを飲みながら川をクルーズするタイプです。こちらのほうは、しつこい勧誘がありますので、どこに行けば乗れるか、などと心配しなくても大丈夫です。値段交渉をしながら、一番いい船を見つけてください。だいたい2時間で船一艘チャーターすると40〜50ドル程度になります。ドンコイ通りの散策は、はじめも終わりもしつこい勧誘というおちで締めくくりになりました。くれぐれもひったくりにはお気をつけて下さい・・・





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