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 ダラット旅行記
ダラット駅舎

 サイゴンは一年中暑い日々が続きます。そんな耐え切れない暑さを癒してくれる場所が、サイゴンから飛行機で約1時間、車ならば約5時間の高原にある都市、ダラットです。

 ダラットはフランス人によって開発された避暑地です。もともとは山岳に住む少数民族が点々と住んでいた場所ですが、フランスによる避暑地の開発と共にメジャーな都市に変わりました。

 観光地と言うよりは避暑地として開発されてきたので、もしも海外からベトナムへ観光に来た人が突然ここを訪れても、あまり楽しい場所とはいえないかもしれません。しかしながら、本当は非常に奥深い文化のある場所なのです。

 フランスの提督の避暑のための屋敷があったり、フランスが作った建築学校が昔あって、そこの生徒が盛んにフランス風の屋敷を設計したので、独特のデザインの屋敷があちこちにあるのです。

 私は何度か行ったうちに、一度は新婚旅行として訪れました。じつはベトナム人にとっては、ダラットはニャチャンと同様に、新婚旅行に人気のスポットでもあるのです。

ダラットへは車で行くほうが楽しいと思います。長い長い上り坂を登って行くと、昔フランスの植民地だった頃に作られたゴム園が現れます。さらにどんどんと登ってゆくと、今度は茶畑が広がってくるのです。

近所にバオロックという地区があり、お茶とコーヒーで有名です。取れたてのコーヒーを炒って飲むコーヒーは、とても美味しいです。

ダラットは山の木が麓の熱帯林からだんだん高度を増すごとに温帯の林に変わり、ちょうど松林になったところにある避暑地です。

 Xuan Huong(スンフン(春の香り))湖を中心にダラットの町は広がっています。この湖は一周1時間も歩けば周れてしまうくらいの小さな湖ですが、その周りにはゴルフ場やパレスホテル、水上レストラン、フランス時代に作られた風変わりな建築の教会や別荘などが並び、とても静かで美しい場所となっています。

湖の周りではダラットの名物馬車が客引きをしていて、観光客を乗せて観光案内をしていたり、家畜の牛ややぎがのんびりと草を食べているのを見ることができます。また、湖では釣りを楽しむ市民もいて、ほんとうにのんびりとした場所なのです。

 ダラットでは山岳部にすむ少数民族にも出会うことができます。彼らの住む場所はダラットの郊外にあるサラット村や、もう少し奥地に入った山の中にあります。彼らはそこで独特の民芸品や手織りの生地などを作ってダラットの市場に売りにくるのです。

 ダラットの市場は湖から坂を少し登ったところにあります。一階は食品が中心で特に高原野菜が新鮮で安く購入できます。サイゴンからやってきたベトナム人観光客はこの市場で野菜を山のように買うことが一つの観光目的になっているほどです。

 もちろん果物などもダラットの名産のひとつになっています。メコンデルタではトロピカルフルーツが作られていましたが、ここではイチゴや柿など温帯地方でとれる果物が作られています。

 ダラットのイチゴは有名で市の中心から車でほんの少し行った場所には、イチゴ畑が沢山広がっています。サイゴンではイチゴをそのまま食べるのではなく、イチゴジャムにして食べることが一般的のようです。

 ある日サイゴンの半分いんちきな旅行社のツアーに参加したときのことです。色々周る中でイチゴ狩りもできます、ということだったのでよろこんでイチゴ狩りに参加しました。

 参加者は私と妻とガイドの3人だけ・・・。イチゴ農家についてさっそくイチゴ畑を見せてもらいました。赤くきれいに色づいた実もありましたが、ほとんどはまだ半分白い色をしたイチゴばかり。もちろん赤く熟したイチゴは朝早く摘み取ってジャム工場へ出荷されるのだそうです。

 まあ、それでもいいからさっそくイチゴ狩りをはじめよう・・・と言って畑の中にはいると、あわてて畑の持ち主の女性が私たちを畑から連れ出し自分の家に連れてゆきました。

 彼女の家でお茶をご馳走になりながら、聞いた話によるとこの畑はジャム工場と契約していて、生産されたイチゴはすべて工場へ出荷することになっているのだそうです。

 話をしている間に、彼女の娘が畑でこっそり私たちのために、きれいに熟したイチゴを選んで摘み取ってきてくれました。そしてそれをカゴに詰めたものをどうぞと渡してくれました。

 ベトナムの国営工場の契約農家から。こっそりイチゴを狩とってくる・・・まあ、これもベトナム式イチゴ狩りというものか、ということで妙に納得してしまいました(笑。

 そのときのイチゴは、サイゴンへ帰ると妻の母親がおいしいイチゴジャムにしてくれたので、家族みんなで楽しみました。

ダラットは新婚旅行で行くベトナム人も多いです。なんといっても涼しくて、環境もよく、サイゴンから程よく遠く、程よく近い位置にあることも影響しているのだと思います。

 カムリ-の滝はダラットの入り口にあるのですが、新婚旅行で一番初めに訪れる場所です。高低差はおよそ20m位、滝の上から下を眺めるのですが、あまり滝に気を取られている人は少なくて、ほとんどのカップルは記念写真を撮るのに忙しそうです。

 また新婚旅行にうってつけの「愛の谷」という場所もあります。特に愛にまつわる伝説がある場所ではなく、その昔フランス人が命名したというだけの場所ですが、今では新婚旅行に行かなくてはならない最も重要な(笑)場所となっています。

 ここには小さな湖を中心に広がる公園があり、馬に乗ったカーボーイ姿のガイドがいたり、フラワーガーデンがあったりします。やはり花がある場所は写真の絶好のポイントのようです。

 花といえば、ダラットのフラワーガーデンがあります。バラの花がメインなのですが、小奇麗な庭園に花が咲くとても美しい場所です。この場所はお勧めなのですが、意外とマイナーな場所なので、あまり外国人には知られていないようです。

 また、フエ王朝の最後の皇帝バオダイ帝の別荘が公開されています。こちらも松林に囲まれた素敵な場所で、家の中には当時の家具や内装が再現されていて、往時を偲ぶことができます。

最後の皇帝バオダイ帝は日本にも縁があり、太平洋戦争の当時、日本軍によって終戦間際に傀儡政権のベトナム国が作られたときに、バオダイ帝が担ぎ出されたのでした。

 私の生まれる前のことなので、直接の責任はないわけですが、やっぱりちょっと申し訳ない思いを感じながら、お宅を拝見させていただきました。

ダラットの町を歩いていると山岳民族によく出会います。彼らは独特の背負い籠を背負っていたり、独自のデザインの帽子を被っているのですぐにわかります。

 もともとはここはラット族と言う山岳民族の住む場所であったわけで、彼らに出会うのはごく当たり前といえば当たり前のことなわけですが・・・。

 私はそんな山岳民族に惹かれて何度か彼らの住む部落へ訪れたことがありますあるときはベトナム人グループと一緒に、「山岳民族の部落を訪ね彼らと一緒に食事をとろう」、という旅に参加しました。

 ダラットの奥深くにある広い湖をボートで渡り、小一時間かけて山岳民族のすむ部落にたどり着きます。彼らの部落で記念写真を撮ったり、様々な部落の施設を見学したりしたあとで、大きな食堂のある家に入りました。

 少数民族には独特のお酒としきたりがあります。招かれた人々は、大きな酒瓶に入ったお酒を竹のストローで飲んで行きます。
その昔、招かれた人がお酒を飲むことを断ったりすると、その場で首を切られてしまうなんていう物騒なしきたりもあったそうです(汗。

 ヤギやウサギの山岳民族独特の料理を楽しみながら、お酒を廻してストローでいただくわけです。山岳民族の歌の披露などもありました。彼らはとても歌や踊りが大好きなのです。

 山岳民族のお酒は日本酒にとてもよく似ています。とても飲みやすくて、なおかつストローで飲むので、気がつくとびっくりするほどの量を飲んでしまうことになります。サイゴンからきたベトナム人の観光客たちは、飲みすぎてかなりふらふらになって部落を後にすることになりました。

ダラットの町から北へ車で小一時間行ったところに、サラット村があります。サラット村の入り口はベトナムの一般市民キン族の集落とあまり変わりがないので、なんとなく藁葺き屋根やら高床式住居やらを期待していった私にとっては、拍子抜けしてしまうほど普通の部落でした。

 ツアーで行ったわけではないので、専門のガイドはいなかったのですが、サイゴンからついてきた旅行社のガイドと妻と3人でふらっとサラット村に入ってゆきました。

 部落に入って少し歩くと、部落の集会所と教会があり、その前にはひろい面積の広場がありました。このような広場は、ベトナム中部のチャム族の部落でも見たことがあります。村の祭りなどに使うために、広い面積の広場を確保しているんでしょうね。

 広場で出会った女性に話し掛けると、彼女の家はこの部落の部落長の家であることがわかりました。私が日本人であると分かると、彼女は自分の家を見学してもよいと招待してくれました。

 部落の中心部にある彼女の家に入ると、村の長老たちが集まって会議をする部屋に案内されました。広さはおよそ幅が5m長さは10mくらいだったと記憶しています。そこにはお酒をためた大きな瓶がいくつも置かれていました。彼女に聞くとお酒の瓶の個数がその家がどのくらい金持ちなのかを示すのだそうです。

 またダラットは長い間フランス植民地の避暑地であったために、フランス人が多く入り込み、サラット村でもフランス人と結婚した女性がたくさんいるそうです。

 ダラットの美味しいお茶をご馳走になりながら、しばし彼女の身の上話から部落の問題などについて話を伺い、小一時間を過ごしてからサラット村を後にしました。

 サラット村から車でほんの少し行くと、ランビアン山があります。ハイキングで1時間も歩けば頂上にたどり着く山なので、たくさんの観光客が訪れる場所となっていま
す。

 山の麓で手続きをして山を登り始めると、山岳民族の子供たちが手に手にお土産を持って販売にきます。山岳民族の手織りの生地で作ったポーチなどを売っているのです。

 何にも買わなくとも一緒について歩くので、話をしながら山を登ってゆきます。彼らは毎日この山に登って商売をして家計を助けているのだそうです。ほんの小学校低学年くらいの子供なのに、えらいなあ、と感心していると、こんどは私たちを追い越して急に山を駆け足で登っていってしまいました。

・毎日山登りをしているだけに、ものすごい脚力だなあと再び感心していると、今度は山頂で彼らは冷やしたミネラルウォーターを販売していました。・・・すごい商売上手、と唸りながら冷たいミネラルウォーターに飛びつく私たちでした…(笑。









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